アイ、アム、アイ

他でもない自分について

 

 

こんばんは。

単刀直入にいいますと、人は嘘を吐くものです。

私の人生において、嘘って結構重要な役割を占めています。

初めて嘘を吐いた日は覚えていません。

覚えていないくらい幼い頃だったのか、

はたまた重ねすぎて忘れてしまったのか。

そのどちらも同じなのかもしれないです。

 

私は自分で吐く嘘に関しては、あまり興味がないです。

言葉にしたその瞬間は嘘でも、後々帳尻を合わせたり、

もしくは誰にもわからないような微々たるものです。

例えばですが、バイトの日に寝坊したとき。

人生に一回だけありました。寝坊。

そのとき、慌てて店に電話して私はいいました。

「急にお腹が痛くなって・・・」と。

まず客観的に見て、これは嘘です。紛うことなく。

事実と異なることを嘘と言うわけですから、これは当てはまりますね。

だけど、これを嘘だと知っているのはこの世で私だけです。

一度も遅刻をしたことがない私が初めてした遅刻。

きっと店長さんは本気で腹痛だと信じたでしょう。

心配してくれました。私は精一杯謝りました。

はい平和。ぴんふってやつです。

ここで素直に寝坊なんていう意味ありますか?

それこそ3時間も遅れたりするなら、疑われるので嘘をつくことはやめたほうがいいでしょう。

こんな嘘もありますよね。世の中には。

 

他には楽しい嘘と、ドキドキする嘘と、最低な嘘と、

どうしようもないくらいくだらない嘘もあります。

 

自分語りしますね。まあここは俺のブログだしな。

たぶん俺は、人よりちょっとだけ相手の真意を見抜ける力があります。

もちろん心が読めるわけじゃなくて、ただ雰囲気で予想したことが当たっている場合があるってだけで。

まあ、自分ではわりと自信があることなんですけど。

それ故に、相手の嘘が分かったりしちゃうんですね。私は分かっても絶対に相手に言いません、指摘しません。気付かないと思って君がついた嘘を、わざわざ炙り出すような無粋な真似はしません。そりゃあね。

優しい嘘もあるんですよ。

俺が寿司好きなのを知っているから、自分も寿司が好きだって言ってくれるあの子とかね。本当は大して好きじゃないくせに。すごく可愛くて愛らしいと思います。

かと思えば、自分本意な嘘をつく人もいます。

自分を守るためだけの嘘。しかも、小さな嘘。

己をうっすい皮でつつみたいんでしょうね。それが嘘です。

俺にはわかります。君の嘘が。

もちろんその人は言うでしょう、嘘はついてないと。

しかし、残念な話ですが、

結果嘘になってしまったらそれは嘘なのです。

もっと言えば、自分に薄いベールをかけたいがために、

相手を傷つけるならば、それはもう嘘なんですわ。

でも多分、多分ですけど。

それを嘘だと気付く人は決して多くないから。

そしてその嘘は、誰もが当たり前につくものだから。

受け入れないといけないんです。

許す許さないの話ではなく、受け入れるべきなんです。

悲しいものですね。

少なからず、私は傷ついているんですよ。

でも、それは当たり屋の証言かもしれません。

必ずしも傷を作ったら悲しんでもらえるわけじゃないから。

私が生きるたった二十年くらいで気づいたことです。

騙すなら、最後まで騙さないと。

嘘だとみんなにバレて、非難されて、叩かれても、

騙し続けてやるという気概を持たないと。

いや、その気概を持てるならば。

多分それは、とんでもないエンターテイメントになるんだろうな。

目指したいものですね。

 

あ、最後に嘘をつかないで済む方法をひとつ。

何も言わないことです。

嘘をつかなきゃいけない状況の時に黙ること。

適当に流すこと。

言わなきゃいけない流れなんて、

あなたが勝手に負けただけでしょ。

自分が負けたことを、周りのせいにしないこと。

 

 

できたら苦労しないけどね。